枕元で突然響く異音と立ち上る白煙。独立行政法人である製品評価技術基盤機構(NITE)や消費者庁の事故情報データバンクには、給電機器の過熱や発煙に関するトラブル報告が相次いで寄せられている。深夜の就寝中や外出中に発生する火災は、一歩間違えれば人命に関わる惨事へと発展しかねない。
経済産業省が管轄する電気用品安全法(PSE法)の基準を満たしていない粗悪な互換品が、フリマアプリや格安ECサイトを通じて国内に広く流通している現状がある。基準適合を示すPSEマークすら偽造された製品も紛れ込んでおり、安全回路が機能せず異常発熱を引き起こすリスクが高まっている。