「普通の培養土で植え替えたら数日で枯れた」という失敗談は定番中の定番です。市販の野菜用や草花用の土には元肥(肥料分)が含まれており、貧栄養環境に適応した食虫植物の根にとっては劇薬となり、浸透圧で根の水分が奪われて「根焼け」を引き起こします。
植え替え用土は無肥料の乾燥水苔(ニュージーランド産などの高品質なもの)か、鹿沼土(細粒)とピートモスを混ぜた無肥料ブレンド一択です。乾燥水苔を水で戻し、根を優しく包み込むようにして素焼き鉢やプラスチック鉢に植え付けます。
植え替えのベストシーズンは、株が休眠から覚める直前の2月下旬から3月頃です。水苔は1〜2年経つと酸化・腐敗して根を傷める原因になるため、年に1回または2年に1回を目安に新しい水苔へとリフレッシュさせることが長期栽培のポイントです。