地域中核病院を受診する際、最も質問が多いのが「かかりつけ医の紹介状を持たずに直接行っても診てもらえるのか」という点です。国の医療機能分化(大病院と診療所の役割分担)推進方針に基づき、病床規模に応じた費用ルールが厳格に適用されています。
松山市民病院で初診に紹介状なしで受診した場合、通常の診療費(健康保険の自己負担分)とは別に、「特別初診料(選定療養費)」の自費負担が発生します。この追加費用は保険適用外となるため、費用を抑えたい場合はまず地域のクリニックを受診し、診療情報提供書(紹介状)の発行と事前予約を依頼するのが賢明な選択肢となります。
24時間365日の救急外来受診とトリアージ基準
急な発熱や外傷、夜間の体調急変に対しては、松山市民病院の救急外来受診が2次救急指定病院として機能しています。救急搬送の受け入れはもちろん、自家用車やタクシーでの時間外来院にも対応しています。
救急外来では到着順ではなく、患者の重症度・緊急度を判定する「院内トリアージ」が実施されます。重篤な心疾患、脳血管障害、急性腹症などが優先されるため、軽症と判断された場合は待ち時間が長時間におよぶことがあります。また、時間外受診においても緊急性のない時間外受診には時間外選定療養費が算定される場合があるため、夜間・休日の急病センターとの使い分けを意識することが求められます。