Q1:水が入った耳を下にして寝るのは本当に効果がありますか?
A1:はい、極めて理にかなった安全な対処法です。水が入った側の耳を下にして枕にタオルを敷き、そのまま横になって就寝してください。重力によって水滴が徐々に外耳道の開口部へと移動するだけでなく、体温と寝具の保温効果によって外耳道が温まり、蒸発が促進されます。翌朝目覚めた時には違和感がすっきりと解消されているケースが大半です。
Q2:ドライヤーの温風を使って耳の中を乾かしても大丈夫ですか?
A2:温風の使用は火傷の危険があるため非推奨ですが、「冷風の弱」であれば有効な手段となります。ドライヤーを耳から30cm以上しっかりと離し、耳たぶを後ろに引っ張りながら、外耳道に向けて斜めから冷風を1〜2分程度当ててください。直接至近距離から強風を当てると、鼓膜を痛めたり皮膚を極度に乾燥させて激しいかゆみを引き起こすため、必ず距離と温度を厳守してください。
Q3:耳に水が入った状態を何日も放置すると鼓膜が破れることはありますか?
A3:純粋な水分が存在するだけで鼓膜が破れることはありません。しかし、水が抜けずに湿潤環境が長期間続くと、真菌(カビ)が繁殖する外耳道真菌症や、重度の細菌性外耳道炎を引き起こします。放置された炎症が鼓膜に波及すると、鼓膜炎を起こして微小な穿孔が生じるリスクはゼロではありません。水が入った感覚が2日以上続く場合は、放置せず耳鼻科を受診してください。
Q4:ダイビングや水泳の選手は普段どのように耳の水を抜いていますか?
A4:プロのスイマーやダイバーは、無理にほじることは決してしません。プールの壁に頭を預けて側頭部を軽くトントンと叩く振動法や、水泳専用の点耳薬(アルコール成分を含み、水分の揮発を早める海外製のエアドロップなど)を使用するのが一般的です。ただし、日本の医療現場ではエタノール等の自己点耳は外耳道への刺激が強すぎるため、一般の方には温タオルやティッシュこより法が推奨されています。