ネット掲示板やSNS、知恵袋などで「騙された」と憤る購入者の投稿を精査すると、テレビ画面越しに受ける印象と、実際の現場体験との間に生じる「極端な認知ギャップ」が浮かび上がってきます。
スタジオの華やかな演出では「工事費も下取りも全部コミコミでこの価格!」と強調されます。視聴者は無意識のうちに「追加出費は一切発生せず、古いエアコンも無料で引き取られ、新品が部屋に付く」という完璧なオールインワン状態を思い描きます。しかし、ここに最初の落とし穴が潜んでいます。
実態として、番組内で「ただし特殊な工事が必要な場合は別途費用がかかります」というテロップは数秒間表示されているものの、視聴者の記憶にはほとんど残りません。結果として、施工当日に作業員から「この配管ルートでは追加で2万円かかります」と告げられた瞬間、ユーザーは不意打ちを喰らい、「話が違う=騙された」という強烈な被害感情を抱くに至るのです。これが、ジャパネットのエアコンで騙されたという真相の根底にある心理的メカニズムです。