絵本『えんとつ町のプペル』が誕生した初期から、西野亮廣氏のクラウドファンディングを活用したプロジェクト展開は業界の注目を集め続けてきました。当初、分業制による絵本制作資金を募ったプロジェクトでは約1,000万円を集め、続く「えんとつ町のプペル展」の無料開催を目指したプロジェクトでは4,600万円以上を集めるなど、当時としては国内トップクラスの記録を次々と更新していきました。
映画化プロジェクトが本格始動すると、調達規模はさらに桁違いの領域へと突入します。吉本興業系のプラットフォーム「SILKHAT(シルクハット)」を中心に展開された映画関連のクラウドファンディングでは、前売りチケットのリターンやエンドロールへの名前掲載権などを通じて1億円を超える支援を記録。さらに、その後のファミリーミュージカル化やニューヨーク・ブロードウェイ挑戦に向けたプロジェクトでも数千万円規模の支援が集まりました。
派生企画や個展、海外翻訳プロジェクトなどを合算すると、プペル関連のクラウドファンディング総額は累計5億円を優に超える規模に達しています。個人のクリエイターが主導する単一IPへの資金支援としては、日本のクラウドファンディング史に深く刻まれる前代未聞の実績となりました。