日本国内の狂熱は、瞬く間に世界へと波及した。その決定打となったのが、興行収入25億円を超える大ヒットを記録した『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』だ。AR(拡張現実)ゲームを題材にした先進的なストーリーと映画館の音響を最大限に生かした演出は、国内外の映画賞や興行ランキングを席巻した。
現在、作品のグローバルな熱量を支えているのがNetflixをはじめとする世界規模の動画配信プラットフォームだ。北米、欧州、アジア諸国に至るまで、多言語吹き替えおよび字幕版が常時配信されており、海外のファンコミュニティでも「Kirito concept」として日本のネットミームが翻訳されて共有されている。配信インフラの整備が、ミームの賞味期限を無限に引き延ばした格好だ。