客室フロアへと踏み込むと、一般的な都市型ホテルとは明らかに異なる空気が漂う。リソルグループが掲げる「物語のあるホテル」という概念は、ここ町田の地でも緻密に体現されている。
最大の特筆点は、客室入口で靴を脱ぐスタイルだ。日本人には馴染み深い習慣だが、ホテルの客室という非日常の空間でこれを実現することが、滞在中の解放感を根本から変える。スリッパ越し、あるいは素足でフローリングの触感を楽しんだ瞬間、長距離移動の疲労がゆるやかに解けていく。インテリアはアースカラーを基調とし、間接照明の配置に至るまで視覚的ストレスを最小限に抑える工夫が施されている。