熊本の高校生たちのレベルがここまで急伸した背景には、プロの存在を無視することはできない。Bリーグの熊本ヴォルターズが地域に根付き、トップレベルのプレーが日常的に身近にある環境が、ユース世代のスタンダードを劇的に押し上げた。プロの戦術トレンドがダイレクトに指導現場へと還元されているのだ。
ヴォルターズのユースチーム出身者が高校の舞台で存在感を示し、逆に高校のトップ選手がプロの練習生や特別指定選手として視野に入る好循環が生まれている。プロのフィジカルトレーニングやデータ分析の手法を取り入れる学校も増え、高校生離れしたIQの高さを持つポイントガードや、現代的なストレッチ・ビッグマンが次々と頭角を現している。