魔力ゼロの落ちこぼれから這い上がったアスタ。彼が日ノ国での過酷な修行を経て体得した「絶天(ぜってん)」は、反魔法の概念を根底から覆した。単に相手の魔法を打ち消す受動的な力から、あらゆる概念を切り裂く能動的な破壊力への昇華。これこそが、彼が到達しつつある反魔法版の「究極魔法」と呼ぶべき境地だ。
相棒である悪魔リーベとの真の同化、そして冥府の最下層に眠るルシファー以上の脅威との関係性など、未だ明かされていない裏設定も多い。とりわけ、アスタの出自と反魔法の起源は、物語最大のパズルピースとして残されている。魔力を持たぬ肉体がなぜ生まれたのか。その謎が解き明かされる瞬間、絶対神のごときルシウスの支配を打ち破る唯一無二の勝機が生まれるはずだ。