「O型は虫に刺されやすい」という説を耳にしたことがある人は多いはずです。しかし、ダニ刺され血液型の真相を医学的・生物学的に検証すると、血液型とダニの吸血・刺咬行動に直接的な因果関係を示す学術データは存在しません。
蚊の研究においては、O型の赤血球が分泌する物質や特定の皮膚常在菌を好む傾向が一部で報告されていますが、ダニは蚊とは全く異なる節足動物です。屋内に生息するツメダニは本来、人間を吸血して栄養源にするわけではなく、チリダニなどの他の微小害虫を捕食する過程で、接触した人間の皮膚を「誤って」刺します。
したがって、「自分はO型だから刺された」「A型だから安心」ということはなく、血液型以上に体熱の放散量や皮膚の柔らかさ、寝具内の湿度が被害の有無を大きく左右しています。