ネット発のフレーズがマスメディアへと広がった背景には、お笑い界の存在を外して語ることはできない。吉本興業に所属する若手芸人たちが劇場公演やバラエティ番組のコメディ演出内で「いくいく」を天丼ネタとして多用したことで、お茶の間への認知度が爆発的に跳ね上がった。
さらに、ラジオやテレビで圧倒的な発言力を持つ有吉弘行が番組内でこのワードを独自の鋭い視点でいじり、弄評を加えたことが決定打となった。お笑いのプロたちの手によって洗練されたフレーズは、サブカルチャーの枠を飛び越え、あらゆる年代に受け入れられるエンタメコードへと変化したのだ。