事件がもたらした最大の余波のひとつが、1994年のデビュー以来、四半世紀にわたって苦楽を共にしてきたTOKIOからの脱退と事務所退所でした。
2018年4月の山口氏単独による謝罪会見から数日後、残された4人のメンバー(城島茂氏、国分太一氏、松岡昌宏氏、長瀬智也氏)は緊急記者会見を開きました。会見の中で明かされたのは、山口氏が4人に対して土下座をして謝罪し、自らグループの脱退届(辞表)をリーダーの城島氏に提出していたという生々しい事実でした。
松岡氏が「彼の甘えの根源を断ち切らなければならない」と涙ながらに厳しい言葉を投げかけるなど、メンバーは友情やグループの存続以上に、人としての責任と更生を最優先に考えました。話し合いの末、事務所側も辞表を受理し、正式に専属契約の解除が決定。2026年4月に設立された「株式会社TOKIO」にも山口氏の名前が入ることはありませんでした。
厳しい処分を下す一方で、メンバーは「山口の体と心の回復を心から願っている」と発信し続けており、突き放すことで本気で病気と向き合わせようとした苦渋の決断であったことが伺えます。