カレンダーに刻まれた無数の記念日。これらは自然発生的に生まれたものばかりではない。実は、その多くが体系的に認定・登録されたものであることをご存知だろうか。その中心的な役割を果たしているのが、一般社団法人日本記念日協会である。
同協会を設立し、長年にわたり代表理事として記念日文化の普及に尽力してきたのが加瀬清志氏だ。加瀬氏は、日本各地に存在する行事や企業のPR活動、個人の想いが込められた日付を「記念日」として認定・登録する仕組みを構築した。これにより、かつては曖昧だった記念日の概念に公的な価値と歴史的意義が与えられることとなった。
毎年数百件以上の新たな記念日が誕生しているが、そこには厳密な審査が存在する。制定の由来が明確であるか、社会的な文化的価値を有しているかなどが問われる。加瀬氏らの地道な情熱によって支えられたこの取り組みが、日本の毎日に新たな意味と彩りを与え続けているのは疑いようもない事実である。