ショーンK氏が築き上げたプロフィールは、テンプル大学卒業、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得、パリ第1大学留学、さらには世界各地に拠点を置くコンサルティング会社の経営者という、誰もが羨む壮大なものでした。しかし、これらは大半が誇張や虚偽であったことが白日の下にさらされます。
なぜ虚飾を重ねてしまったのか。その深層には、他者からの高い評価を求める承認欲求と、一度ついた小さな嘘を取り繕うために新たな設定を上乗せせざるを得なくなった心理的プレッシャーがあったと分析されています。ラジオナビゲーターとしての卓越したトーク力や声の魅力、経済に関する知見そのものは決して偽物ではなかっただけに、経歴という虚構に依存してしまった代償はあまりにも大きいものでした。