自由民主党での厳しい選挙戦や派閥抗争の渦中、夫を支え続けたのは丸紅で培った卓越した実務力だ。地元・鳥取での草の根活動から、永田町での政務の差配に至るまで、彼女の立ち振る舞いは常に周密だった。支持者一人ひとりの顔と名前を忘れず、丁寧な手紙を添える細やかさ。自由民主党関係者の間でも「彼女の支援がなければ、今日の姿はない」と言わしめるほどの存在感を発揮している。
表舞台でスポットライトを浴びる夫の影で、冷徹なまでに冷静な視点を保ち続ける。政治の浮沈に激しく揺れる過酷な環境下にあっても、取り乱すことなく微笑みを絶やさない。その度量こそが、長年にわたり政界を生き抜く強靭な盾となってきたのだ。