温泉地としての城島高原は、実に興味深い地質的背景を持つ。別府温泉郷の濃厚な大地のエネルギーと、由布院温泉の肌当たり柔らかな泉質。両者の中間に位置するホテルの自家源泉「城島温泉」は、単純温泉でありながらメタケイ酸を豊富に含み、驚くほど滑らかな湯ざわりを誇る。
大浴場「大地の湯」には、天然石をダイナミックに配した露天風呂が広がる。湯船に身を沈めると、高原の冷たい外気と熱い湯のコントラストが頭を冴えさせ、身体の芯をじんわりと温めていく。夜には満天の星が頭上に広がり、人工の明かりが極限まで抑えられた露天エリアは天然のプラネタリウムと化す。
サウナエリアの進化にも目を見張るものがある。セルフロウリュが可能な本格的フィンランド式サウナへと改装され、阿蘇山系の地下水を引き込んだ水風呂がサウナーたちを唸らせている。外気浴スペースに置かれたリクライニングチェアに深く身を預ければ、高原特有の澄んだ風が吹き抜け、一瞬で深い「ととのい」へと導かれる。