野球の天覧試合はなぜ一度だけ?長嶋茂雄サヨナラ弾と令和再開の真相

野球の天覧試合はなぜ一度だけ?長嶋茂雄サヨナラ弾と令和再開の真相

野球の天覧試合はなぜ一度だけ?長嶋茂雄サヨナラ弾と令和再開の真相の背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

緊迫の9回裏、時計の針は21時12分を指していました。この回先頭打者として打席に入ったのが、プロ2年目を迎えていた巨人の若き主砲・長嶋茂雄でした。阪神のマウンドには、小山をリリーフしたルーキーの村山実。後に球界を代表する大エースとなる村山は、渾身のストレートと宝刀フォークボールで長嶋に真っ向勝負を挑みます。

カウント2ボール2ストライクからの5球目、村山が投じた内角寄りの速球を長嶋のバットが一閃。高々と舞い上がった打球は、後楽園球場の左翼ポール際へと一直線に吸い込まれました。劇的なサヨナラホームランとなり、巨人が5対4で勝利。両陛下のご退出予定時刻まで残り3分という奇跡的なタイミングでの決着でした。

しかし、この劇的一打はひとつの大きな因縁を生み出します。敗戦投手となった村山は、生涯にわたって「あの打球は絶対にファウルだった」と主張し続けました。打球を見送った村山の悔し涙と、ベースを歓喜で一周する長嶋の対比は、昭和の巨人・阪神ライバル対決の象徴となりました。長嶋が後年「あの打球は私の野球人生のすべてだった」と振り返る一方で、村山にとってもその後の「打倒・長嶋」「打倒・巨人」に命を懸ける原点となったのです。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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