足場屋に対する世間のイメージとして「体力的にきつい」「怪我のリスクが高い」という評判は確かに根強く存在します。夏場の猛暑下での鉄パイプ運搬や、冬場の凍てつく寒さの中での高所作業は、慣れるまで相当な肉体的負荷がかかります。
しかし、近年の労働環境は以前と比べて劇的に近代化が進んでいます。安全面では「フルハーネス型墜落制止用器具」の完全義務化や先行手すり工法の普及により、重大事故のリスクは大幅に低減しました。また、空調服や軽量高強度な新型足場部材の導入により、身体的な負担も大きく軽減されています。
さらに、建設業における時間外労働の上限規制が浸透したことで、かつてのような「際限のない残業や休日出勤」は是正され、週休2日制の導入や定時退社を掲げるホワイトな足場会社が主流になりつつあります。体力的なハードさは残るものの、汗を流した分だけ若いうちから高収入を得られるコストパフォーマンスの高さは、他の業界にはない確固たる魅力といえます。