コストを抑えたいと考える人の中には、100円ショップで手に入るシリコン製やウレタン製の耳栓で代用しようとするケースも見受けられます。しかし、100均の耳栓とライブ用耳栓の違いは、音楽体験の質において決定的な差を生みます。
100均の一般的な耳栓は、周囲の雑音を遮断することだけを目的に作られており、音響設計がなされていません。これをライブ会場で装着すると、シンバルの高域やギターの倍音がかき消され、ベースの重低音だけがモワモワと響く不快なバランスに陥ります。結果として「ライブがつまらない」と感じて耳栓を外してしまい、無防備な耳に爆音を浴びてしまうという本末転倒な事態を招きかねません。
数千円の専用イヤープラグは、壊れない限り数年にわたって繰り返し洗って使用できます。かけがえのない聴覚を守る投資として考えれば、コストパフォーマンスは極めて優秀です。