ヨークシンシティ編の最終局面、張りつめた緊張感の中で下された決断は、当時のジャンプ読者の予想を根底から裏切った。クラピカが掛けた「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」による死の制約。団長クロロ・ルシルフルを救うためには、旅団の情報を仲間に漏らしてはならないという絶対的なルールが課せられていた。
組織の存続か、それとも頭領であるクロロの命か。極限状態に追い込まれた旅団内部の亀裂と葛藤。その中でパクノダが選んだのは、己の命を代償に両方を守るという、あまりにも悲痛な道だった。彼女は沈黙を守るのではなく、自らの命を奪うリスクを承知の上で、本能と愛に従って拳銃を取ったのだ。