彼女のバックボーンを語る上で欠かせないのが、学生時代に打ち込んだ新体操で磨かれた高い集中力と柔軟性だ。身体の軸がブレないのと同様、報道に立つ人間としての思考の軸も決して揺らがない。そこに慶應義塾大学経済学部で培ったロジカルな思考が加わることで、独自の取材スタイルが完成した。
統計データや決算書を読み解く素養がありながら、専門知識をひけらかすことは一切ない。むしろ、誰もが疑問に思う素朴な問いを大切にしながら、物事の構造を明快に整理していく。感性と理論の絶妙なバランスこそが、彼女の解説を圧倒的にわかりやすいものにしている理由だ。