菅野志桜里氏の経歴は、日本の政治・法曹界においても極めて異色だ。少女時代には初代ミュージカル『アニー』の主役を務め、舞台女優として脚光を浴びた。しかし、その輝かしい子役時代のキャリアに安住することなく、彼女は学業に邁進。東京大学法学部を卒業後、司法試験に合格した。
検事として最高検察庁管内の東京地検などに勤務した経験は、彼女の法理論と正義感を強固なものにした。その後、衆議院議員へと転身。「政策通」として国会で鋭い質問を重ねる姿は、多くの有権者に強い印象を与えた。しかし、その華々しいキャリアの裏には、常に「母としての顔」と「公人としての顔」の間で揺れ動く現実があった。