スター選手となった後も、阿部慎之助と浦安の絆は切れていない。オフシーズンになれば実家に顔を出し、地元の少年野球チームにアドバイスを送ることも珍しくなかった。近隣の商店街の店主は、「テレビで見ると強面だけど、実家に戻ってきたときは本当に礼儀正しい、昔ながらの『慎ちゃん』のままですよ」と目を細める。
派手なプロの世界に身を置きながらも、地に足のついた感覚を失わない理由。それは、いつでも温かく迎えてくれる家族と、変わらない地元の人々の温もりがあるからだろう。実家周辺には、今も彼の活躍を祈る手作りの看板やポスターが掲げられている。