メモ帳の実用性を左右する最大の要素は、紙質とインクの相性です。安価なメモ用紙にありがちな「油性ボールペンの引っかかり」「水性ゲルインクの乾燥遅延」「万年筆インクの裏抜け・フェザリング(滲み)」を検証するため、主要な筆記具5種(油性ボールペン、低粘度油性、水性ゲルインキ、蛍光マーカー、万年筆Fニブ)を用いて書き味テストを実施しました。
検証の結果、セリアで展開されている日本製中性紙採用のブロックメモおよびダイソーのプレミアムシリーズ(方眼メモ)において、万年筆インクでも裏抜けがほとんど発生しないという驚異的な結果を記録しました。紙の繊維密度が高く、インクが表面で適度にとどまるため、文字のエッジがぼやけず鮮明に残ります。
一方で、3冊パックや大容量500枚綴りといった極端なボリューム重視モデルでは、再生紙特有の繊維の粗さが見られ、水性ペンで筆記した際にわずかな裏写りが確認されました。速記用の使い捨てと割り切るか、裏面まで丁寧に使うかによって、選ぶべきグレードが明確に分かれます。