国内での警察の取り締まり強化を受け、組織は拠点を東南アジア(カンボジア、タイ、フィリピン、ミャンマーなど)へ移転させています。かけ子の海外拠点アジトでは、リゾートバイトや海外IT企業への就職と偽って現地に渡航させ、到着直後にパスポートとスマートフォンを取り上げる手口が横行しています。
アジト内では外部との連絡を完全に遮断され、武装した見張り役の監視下で、朝から晩まで電話をかけさせられる軟禁生活を強いられます。そこで手渡されるのが、門外不出のかけ子用詐欺マニュアルです。マニュアルには、被害者の年代に応じた声のトーン、疑われた場合の切り返しトーク、不安を煽る心理誘導テクニックが分厚く記されています。
ノルマを達成できない者には暴力や食事制限などの制裁が加えられるなど、もはや労働ではなく人身売買や監禁に近い過酷な環境が、かけ子に関する最新ニュースの捜査報道でも次々と白日の下に晒されています。