店内を見渡すと、観光ガイドブックを片手にした外国人観光客の姿も目立つ。高級すし店や有名ラーメン店を一通り巡った彼らが最後に行き着くのが、こうした「ローカルな大衆食堂」なのだという。
アメリカから訪れたという旅行者は、「観光地化されたレストランではなく、地元の人が普段食べている日常の日本食を体験したかった。ご飯、味噌汁、主菜、小鉢が美しく調和した定食スタイルは、世界で最もバランスの取れた素晴らしい食文化だと思う」と興奮気味に語る。英語メニューの作成や指差し注文への対応など、店側のささやかなホスピタリティも国境を越えた人気を後押ししている。