2026年のプロダクトシーンを特徴づけるのは、圧倒的な素材感のバリエーションだ。特に注目を集めているのが、削り出しのトラバーチンや粗削りの花崗岩といった天然石を用いたモデルだ。一つひとつ異なる天然の紋様が、インダストリアルな現代建築に有機的な温もりをもたらす。
一方で、環境意識の高まりを受けたアップサイクル素材の躍進も無視できない。海洋プラスチックを複雑なマーブル模様へと再構築した素材や、建築廃材の金属を再溶融した重厚なデザインは、サステナブルでありながら圧倒的なラグジュアリー感を醸し出す。相反する質感が衝突する面白さが、感度の高いコレクターたちの心を掴んで離さない。