近年の健康トレンドにおいて、見逃せないのが「減塩効果」としての側面だ。塩分を控えようとすると、どうしても料理の味が物足りなくなりがちだが、酸味と香りを効かせることで舌が満足するというメカニズムが科学的に証明されつつある。
都内の生活習慣病クリニックで栄養指導を行う管理栄養士は、「塩を減らしてレモン果汁をひと回しかけるだけで、塩分量を3割以上カットしても満足度は下がらない」と指摘する。減塩醤油や低塩調味料が溢れる市場の中で、余計な添加物を含まない純粋な果汁による「美味なる減塩」が、シニア層だけでなく健康意識の高い20代・30代にも浸透しているのだ。