公私ともに完璧なパートナーシップを築いているように見えた二人でしたが、結婚から11年が経過した2000年、突如として離婚を発表します。仲睦まじい姿を見せていた二人がなぜ袂を分かつことになったのか、その真相には深い苦悩がありました。
最大の離婚理由は、「夫婦関係」と「師弟・プロデューサー関係」の境界線が崩壊したことにありました。小柳ルミ子さんは大澄さんを一流のエンターテイナーに育て上げるため、私生活の細部に至るまで厳しく指導を重ねていました。しかし、知名度と実力をつけた大澄さんの中に「小柳ルミ子の夫という看板を外し、一人の男・表現者として自立したい」という強い欲求が芽生えたことが、決定的な亀裂を生む引き金となったのです。
また、お互いに多忙を極める中で生活リズムのすれ違いが生じ、二人の間に子供がいなかったことも将来の青写真を変化させる一因となりました。愛し合って結ばれたからこそ、表現者としてのプライドがぶつかり合い、最終的に別々の道を歩む決断を下すことになりました。