3Dマリオでの実験と革新を経て、約11年ぶりの完全新作2Dマリオとして登場した『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』でも、従来の失敗体験に新たなアプローチが導入されました。マリオワンダーにおけるゲームオーバーの違いは、クラシックな2Dアクションの緊張感を保ちつつ、オンライン要素を融合させた点にあります。
本作には残機の概念自体は残されているものの、コース内でミスをした際に即座にゲームオーバーになるのではなく、数秒間「タマシイ」の状態になって味方プレイヤーや設置された「スタンドパネル」に触れることでその場で復活できるシステムが導入されました。
この仕組みにより、従来のソロプレイにおける手応えある難易度を担保しながらも、マルチプレイ時には「誰かがミスをしても全員で助け合って進む」というポジティブなコミュニケーションが生まれるよう配慮されています。失敗をプレイヤー同士の連帯感へと昇華させる設計は、まさに任天堂が提示した新時代のアクションゲームの解答と言えます。