ビニール袋風船の持つ可能性は、知育や遊戯の領域を軽々と飛び越える。近年、地震や水害といった自然災害の現場で注目を集めているのが、防災訓練などで紹介される緊急活用テクニックだ。東京消防庁をはじめとする各種防災機関の啓発情報でも、空気を溜めたポリ袋の有効性がしばしば取り上げられている。
避難所での固い床に敷いて簡易クッションにする、首元や腰に当てて体温低下を防ぐ保温材にする、あるいは頭部を保護する即席のエアバッグとして活用するなど、実践的な防災ライフハックとしての価値は計り知れない。水濡れに強く軽量な素材だからこそ、非常用リュックに数枚潜ませておくだけで避難生活の安心感が劇的に向上する。