韓国の主要ポータルサイト「ネイバー(NAVER)」のニュースコメント欄は、受賞発表の直後から数万件の書き込みで埋め尽くされた。「また日本か」「正直言って羨ましい」といった率直な敗北感を吐露する声が目立つ。一方で、「我が国はなぜ大統領が変わるたびに研究予算を削るのか」といった、自国の政治や教育制度に対する怒りの矛先も向けられている。
かつてのような「反日感情」に基づいた頭ごなしの否定は減りつつある。むしろ、日本の研究者が地道に一つのテーマを追い続ける姿勢に対する、純粋な敬意を示す書き込みが増えているのが近年の特徴だ。しかし、それは同時に、自国の現状に対する強い焦燥感の裏返しでもある。