一生を共にするリングや特別な記念品を求めるカップルの間で、オーダーメイドジュエリーへの注目がかつてないほど高まっている。仙台のアトリエでは、彫金師・ジュエリーデザイナーが工房の作業机を前に直接オーダーの相談に乗ってくれる光景が珍しくない。
槌目を打つ金槌の音、バーナーの青い炎。指の形や肌のトーン、普段のファッションスタイルを細かく観察しながら、世界に二つとないブライダルジュエリーが仕立てられていく。既製品のブランドロゴではなく、自分たちの手で選んだ素材と職人の手仕事に価値を見出す。そんな誠実なモノづくりへの共感が、仙台の工房カルチャーを力強く支えている。