看板メニューと価格設定にも、それぞれの思想が色濃く反映されている。丸亀の看板と言えば、やはり「釜揚げうどん」だろう。木桶に注がれた熱々の麺を濃いめのつゆにくぐらせるシンプルな一杯は、小麦本来の香りを存分に堪能できる。天ぷらコーナーに並ぶ巨大な「野菜かき揚げ」や季節限定の創作うどんも、客単価を高めつつ満足感を最大化する戦略的兵器だ。
一方、はなまるの代名詞は「かけうどん」と「コクうまサラダうどん」だ。ヘルシー志向の女性や手軽に済ませたいビジネスパーソンを射止めてきた。天かすや生姜、ゴマなどの無料トッピングを活用すれば、数百円で驚くほどの満足度を得られる。原価計算とオペレーションの合理化を極めることで、日常使いにおけるコスパ最強の座を強固なものにしている。