すべての始まりは、昨年秋に投稿されたわずか7秒のショート動画だった。飼い主が気合を入れて買った高級なおもちゃには一切目もくれず、配送用の段ボール箱の端っこに顎を乗せて深いため息をつく姿。そのシュールで愛らしい光景がTikTokとX(旧Twitter)で爆発的に拡散され、一晩で数百万再生を記録した。
海外のインフルエンサーや著名クリエイターが「Mood of the year(今年一番の気分)」としてシェアしたことで火がつき、人気は一気にグローバルへ波及。過度な演出や派手な編集が溢れる動画プラットフォームにおいて、何も起こらない「ありのままの数秒間」が、皮肉にも最も強いインパクトを残す結果となった。