どれほど予測技術が向上しても、想定以上の急な線状降水帯の発生や落雷によって、新幹線が駅と駅の間で立ち往生するアクシデントをゼロにすることはできない。
そうした万が一の事態に備え、JR各社は列車内への非常食・飲用水の配備を強化しており、車内エアコンを一定時間作動させ続けるための蓄電池設備の導入も進んでいる。ただし、一度運転がストップすると再開まで数時間以上かかることも珍しくない。運行再開後もダイヤの乱れが翌日まで尾を引くため、「動いているうちに移動する」のではなく「暴風域が過ぎ去るまで移動を控える」ことが、結果として最も安全で疲弊しない選択となる。