「ロケの現場はまさに戦場です」。ある制作関係者はそう明かす。商業施設やテーマパークを丸ごと借り切るロケ企画は、莫大な予算と綿密な調整を要する。限られた時間の中で数十組の芸人が一発勝負のコントを畳みかけるスタイルは、出演者だけでなくスタッフにも極度の緊張感を強いている。
有吉弘行が掲げる「壁」をクリアするため、現場では現場スタッフと芸人が一丸となってネタを仕込む。しかし、コンプライアンス遵守の要請が年々強まるテレビ業界において、かつてのようなハチャメチャなリアクションや強烈な身体を張ったギャグは制限せざるを得ない。この「自主規制の壁」が、かつての爆発力を奪っているという現場の悲鳴も聞こえてくる。