彼女の歩みは、日本の美容整形・美容医療を取り巻く社会的な空気感の変化とも完全に軌を一にしている。後ろめたさを伴う「整形」という言葉を、前向きな「自己投資」や「セルフケア」の文脈へとアップデートさせた立役者のひとりであることは間違いない。
クリニックとのタイアップやインフルエンサーマーケティングが一般化する中で、彼女の発信は常に一線を画していた。メリットだけでなくリスクやコストを提示する批評眼があったからこそ、商業主義に回収されない説得力を持ち得たのだ。彼女が切り拓いた道は、現代を生きる人々が自分の身体を自らの意思で選び取るためのハードルを大きく下げた。