処理施設のゲートをくぐると、従来の「重労働で雑然とした作業場」というイメージは完全に覆される。ベルトコンベアの上を凄まジいスピードで流れていく不規則な金属片。それを上部に設置された超高解像度カメラと分光センサーが瞬時に解析し、ロボットアームがミリ単位の精度で金属の種類ごとに弾き出していく。
熟練作業員の「目利き」だけに頼っていた選別工程に、独自開発のAI識別アルゴリズムを融合させた。その結果、従来は手作業で数時間かかっていた微細な複合金属の選別処理が、わずか数分で完了する。純度99.2%を超える高品質スクラップの精製が可能になったことで、製錬メーカー側の二次加工コストも大幅に短縮された。技術革新がコストの壁を破った瞬間だ。