社務所の窓口に並ぶ授与品の中でも、ひときわ異彩を放つのが「まゆ玉御守」だ。本物の繭(まゆ)をそのまま使い、中に小さなおみくじが封入されている。繭から紡ぎ出される一本の細く長い糸にちなみ、「神様とのご縁が細く長く、決して切れることなく続くように」との祈りが込められた伝統の意匠。手に取ると、天然の繭ならではの温かみと軽さが指先に伝わってくる。
一方、ビジネスパーソンや経営者層から絶大な支持を集めているのが「腕輪御守」である。虎目石や水晶、沈香、屋久杉といった厳選された天然素材が用いられ、手首に収まる小さな輪の中に重厚な神威を宿す。日々の激務に追われる現代人にとって、肌身離さず身につけられる腕輪は、目に見えない結界のような安心感をもたらす。入荷と同時に品薄となることも珍しくない。
さらに、厄を巧みに避け福を呼び込む「みみずく御守」も見逃せない。「みみずく」の「ずく」が「徳(ずく)」に通じ、夜目が利く鳥であることから「先見の明を持ち、災難を未然に見通して避ける」象徴とされる。職人の手仕事による素朴な縫製が、どこか愛らしくも頼もしい。