彼らの真価が証明されたのは、コント日本一を決める最高峰の舞台『キングオブコント』のファイナルステージだった。いわゆる「リズムネタは賞レースで勝てない」という日本のお笑い界に根強く残っていた不文律を、2700は見事に打ち破ってみせた。
ストーリー性や伏線回収が称賛されがちなコンテストにおいて、圧倒的なビートと身体性だけで観客と審査員をねじ伏せた光景は痛快ですらあった。音楽とコントの境界線を鮮やかに溶かし去り、笑いの新たな地平を切り拓いた瞬間として、今なお多くの芸人やクリエイターによって語り継がれている。