この難水面を長年にわたり制してきた地元静止画のレジェンドといえば、服部幸男の存在を外すことはできない。「水上の格闘技」と呼ばれる激しい競走の中で、常に冷静沈着なハンドル裁きを見せる同選手の水面選択は、若手レーサーにとって今なお最高の手本だ。
また、鋭烈なスタート踏み込みでレースを支配する菊地孝平の存在も巨大だ。コンマゼロ台のスタートを恐れず果敢に攻め込む菊地の一撃は、BOAT RACE浜名湖の広大なコースでこそ真価を発揮する。地元勢が持つ潮位や風配の「体感知」は、出走表の数字以上の威力を発揮するため、彼らが登場するレースでの軸選びは信頼度が極めて高い。