ネット検索で手に入るビジュアル素材をめぐり、「無料素材を使っていただけなのに、弁護士から内容証明郵便が届いた」という告白がSNS上で波紋を広げています。こうしたトラブルの根本原因は、多くの人が信じ込んでいる「フリー」という言葉の誤解にあります。
日本の法律上、制作物が生まれた瞬間に著作者にはイラスト素材著作権が発生します。素材サイトが謳う「フリー」とは、著作権そのものが放棄された「パブリックドメイン」を意味するケースはごく稀であり、大半は「サイト側が定めた利用規約の範囲内に限り、利用料を無料(ロイヤリティフリー)にする」という使用許諾契約に過ぎません。
さらに現在、事態を深刻化させているのが著作権フリー画像危険性の増大です。知財管理企業やストックフォト運営元は、Web上をクローリングして類似画像を自動検出する高度な画像照合AIを本格導入しています。数年前に制作した企業のオウンドメディアや社内報のアーカイブ画像であっても、自動検知網に引っかかり、過去へ遡って使用料や違約金が請求される事例が後を絶ちません。「昔の記事だから」「小さなブログだから見つからない」という言い訳は、もはや通用しないのが2026年のシビアな現実です。