海外における評価の広がりも目覚ましい。欧米のストリートファッションやインディペンデントデザインの領域では、「Susuwatari」の名で知られるこのシルエットが、ミニマリズムの極致として再解釈されている。
無駄を極限まで削ぎ落とした球体と大きな目という抽象的な造形は、言語や文化の壁をあっさりと飛び越えた。パリのセレクトショップ店主は、「北欧のハイデザインとも日本の伝統的な『陰翳礼讃』とも呼応する、きわめて純度の高いアートアイコンだ」と語り、若年層のコレクターがこぞって関連アートブックを買い求めている実態を明かす。