メディア環境が変わろうとも、ラジオが持つ最大の強みである「一対一の親密なトーク文化」は衰えていない。その象徴と言えるのが、株式会社ニッポン放送が長年にわたり生み出してきた看板枠「オールナイトニッポン」だ。お笑い芸人、ミュージシャン、俳優ら多士済々なパーソナリティが深夜のスタジオから届ける本音のトークは、SNS時代における共感の拠点として若者層やかつてのリスナーを魅了し続けている。
また、ラジオ界のレジェンドとして圧倒的な存在感を放ち続けるのが伊集院光だ。株式会社TBSラジオをはじめとする各局での長年のキャリアを通じて磨かれた緻密な観察眼と語り口は、言葉だけで聴き手の頭の中に鮮明な映像を浮かび上がらせる。こうしたトップパーソナリティによる深夜ラジオの深いトークは、タイムシフト聴取やアーカイブ配信を通じて昼間の移動時間に楽しまれることも増えており、時間帯を超えた新しい愛聴スタイルが生まれている。