「役所の仕事は紙と判子から始まる」という常識は、戸田市において完全に打ち破られた。現在、市民が利用する各種申請の約8割が、スマートフォンやPC経由で完結する仕組みへと移行している。マイナンバーカードとスマートフォンを組み合わせた認証システムは、複雑なフォーム入力を最小限に抑え、住民票の発行や子育て関連の手当申請、各種証明書の取得を24時間いつでも可能にした。
単にWebフォームを設置しただけではない。裏側のバックオフィスシステムとデータベースがリアルタイムで連携しており、職員による二重入力や目視での手作業チェックを大幅に削減。結果として、システムを通じた申請の処理時間は従来の3分の1以下に短縮された。「行政手続きのために有給休暇を取る」という長年の市民の悩みを、戸田市はテクノロジーの力で解消してみせたのだ。