海外のマンガファンコミュニティを中心に定着している「マンガ・カラーリング(白黒の漫画原稿に独自で着色する文化)」も、『終末のワルキューレ』において非常に活発だ。原作の白黒原稿が持つ圧倒的な白と黒のコントラストに対し、ファンが独自の解釈で光と影の色彩を注ぎ込むことで、全く新しい視覚体験が創出されている。
炎の波紋、雷光の青、血の鮮血、そして闘士たちの肌の温かみ。高度なデジタル彩色技術によって再現されたカラーイラストは、時にアニメーションの1カットかと見紛うほどの美しさを誇る。こうした彩色の試みがSNS上で拡散されることで、アニメ版への期待や原作の新たな魅力の再発見へとつながっているのだ。