夏八木さんのキャリアにおいて金字塔として輝く代表作の一つが、1979年に公開された主演映画『白昼の死角』(村川透監督)です。天才的な知能犯・鶴岡七郎役を怪演し、「狼は生きろ、豚は死ね」という強烈なキャッチコピーとともに、昭和日本映画史に残るダークヒーロー像を確立しました。
さらに『野性の証明』や『戦国自衛隊』などの角川映画をはじめ、刑事ドラマや大河ドラマなど出演作は300本以上。悪役から人情味あふれる父親役、威厳ある国家指導者まで、善悪を超越して役柄の魂を浮き彫りにするバイプレイヤーとしての地位を不動のものにしました。