都内のIT企業に勤める30代男性はこう明かす。「以前は気がある子には毎日欠かさずメッセージを送っていました。でも最近は、中身のない『今日何食べた?』みたいなやり取りをダラダラ続けると、相手の時間を奪っている気がして気が引けるんです」。
恋愛マーケティング研究所が2026年1月に実施したアンケート調査(対象:20〜30代男女1,000名)によれば、「交際前の異性と毎日連絡を取りたい」と答えた人は全体のわずか34%にとどまった。5年前の調査と比較すると20ポイント以上も下落している。一方で台頭しているのが、「週に2〜3回、濃い会話をしたい」という効率と質を重視する層だ。
背景にあるのは、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する生活様式の浸透だ。ショート動画やSNSのタイムライン消費に慣れた現代人にとって、目的のないメッセージラリーは「脳の認知リソースを無駄に消費する行為」と捉えられかねない。連絡の「量」から「質」への転換が、今まさに進行している。